事業承継ノート

事業承継ノート · 26日 3月 2024
小売店や飲食店などの個人で経営している事業は、株式会社や有限会社(特例有限会社)などの法人と事業承継のすすめ方は少し違います。 同じ事業として引き継ぐ場合、法人と同じく「先代の思い」を理解し大切にして、お客様から親しまれ、取引先からも評価されてきた商品やサービスなど、事業の強みを十分に理解して引き継ぐことは法人の場合と同じです。
事業承継ノート · 27日 3月 2023
 後継者不在率が6割以上、というのはいろいろなアンケート結果で出され、かつて政府の集計で127万社に後継者がおらず、このままいくと中小企業の数がゼロになる、なんて記事も出されたことがありました。  あるセミナーで、参加者から「うちの息子は継ぐ意思が全くないのだが、どうしたらいいか」というご質問を受けました。よくお聞きする話ですよね。...

事業承継ノート · 13日 6月 2022
相談に来られた社長と後継者、「息子に社長を継ぎたいが、何から取り掛かったらいいですか?」と、よく受ける相談です。後継者もヤル気満々だったりします。  その会社は、3期前の決算書から、ずっと債務超過(純資産の部がマイナス)で売上高を超える長期借入金、当然のごとく社長の個人保証付き...。  あえて後継者にお聞きします「このままホントに会社を継ぎますか?」
事業承継ノート · 04日 6月 2022
前回テーマに取り上げた「高齢の社長が辞めない」という後継者からの相談の裏返しで、「うちの息子は若いし、まだ後継者として頼りない」といった社長からの声もよく聞きます。特に創業社長や経営に厳しい社長ほど、後継者を見る目は厳しいのかもしれません。また息子や娘だと、親の立場から見ると、まだまだ頼りないと見えてしまいます。 果たして本当に社長が務まらないのでしょうか?
事業承継ノート · 24日 5月 2022
後継者の方から、よく相談される内容です。 「俺は死ぬまで社長をやる!」と真顔で言い切る社長もおられました。 特に自ら創業した社長にとって、会社は人生そのものだったりして、辞めたくない気持ちも分かります。でも、当然、永久的に続けられるものではありませんし、人間ですから歳を取るにつれて気力や判断力も低下、また健康面のリスクも年々高まってきます。 前にも書きましたが、事業承継は会社の経営を持続するため、後継者が経営しやすい環境づくりを行うことが基本です。それをどう理解してもらうかですね。
事業承継ノート · 16日 5月 2022
後継者不在の会社が多く問題になっていますが、一方で意外に多いのが息子や娘が二人、三人とも社内にいて、誰を後継者にしたらいいか、また後継者以外はどのようにしたらいいか、という相談です。事業の将来性を感じたということもあるとは思いますが、小さい頃から親の仕事を身近で見てきて会社に入った、ある意味、親の教育の結果かもしれません。  ただ、兄弟や姉妹の仲の良し悪しもあって、いろいろと問題が起きてきます。
事業承継ノート · 02日 5月 2022
家族や従業員の全員が後継者を応援しようという雰囲気づくりから始まって、役員体制や社内の組織、事務や経理の担当、取引先や金融機関との関係づくり、借入金の返済や経営者保証の問題、そして株式の集中や株主との関係...。後継者に引き継ぐ前に、問題があれば解決したり、道筋をつけておいたりすることが必要となります。  事業承継に向けて整理しておくことはいろいろとありますが、結局は「事業を引き継いだ後に後継者が経営しやすい環境を整えること」が検討する際、基本におくべきことです。 そのためにも、早めに課題を整理して十分に時間をかけて取り組むことが求められます。
事業承継ノート · 22日 4月 2022
 「息子は別の会社に勤めていて後継者がいない」「どこか引き受けてくれる会社はないか」といった相談がよくあります。 でも、いろいろお話を伺いながら、あらためて今度は社員に話をしてみたら実はヤル気だった、製造業で「後継者は息子に」と思い断られたのであきらめていたが、娘さんに話をしたら引き継ぐきになった、といった話もお聞きます。 後継者の範囲を狭く考え、早めにあきめていませんか?
事業承継ノート · 11日 4月 2022
後継者が決まっていても、何から取り組んだらいいのか、と言うのはよくある相談です。 多くの社長にとって事業承継は初めての経験であり、2代目・3代目の社長でも社長を引き継いだのは遠い昔の話で、また決して上手くいった会社ばかりではありません。先代の社長が病気で急に倒れて、とか、特に事前の準備もなく社長になって苦労したという話もよくお聞きします。  まずは「いつ社長を交代するのか」の目安を決め「後継者の意思を改めて確認し確定」しましょう。  
事業承継ノート · 08日 4月 2022
 一番多く寄せられる相談かもしれません。  もちろん、「後継者いない、誰かいないか」も多いですが、それは次の機会に。  事業承継の必要性を考えている社長で、大きく3つのパターンがあります。  一つは後継者も交代の時期も決まっていてすぐに交代したいが、何をしたらいいか  二つ目は、後継者がだいたい決まっており、何から手を付けたらいいか  そして、三つ目は、後継者がいない、何から取り組んだらいいか 【後継者がいなくても「いつまでに社長を交代したいか」を決める】  共通するのは、まず社長交代の目標時期を決めることです。

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